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教育費と老後資金、両方をかなえる資産運用の考え方

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教育費と老後資金、どちらも気になる子育て世帯へ

子どもが生まれると、真っ先に頭に浮かぶのが「教育費」だ。でも同時に、自分たちの老後資金のことも気になってくる。子育てにお金がかかる今、老後のことまで考える余裕はない――そう感じている人は少なくないはずだ。実は、この二つの悩みは切り離して考える必要はない。資産運用という視点を持つことで、教育費づくりと老後資金づくりを同時に進めることができる。この記事では、育児中の家庭が無理なく取り組める資産運用の考え方を、具体的なイメージとともに紹介する。

資産運用の基本的な考え方

資産運用と聞くと、株式投資や複雑な金融商品を思い浮かべる人も多いだろう。しかし基本は「貯める」から「増やす」への発想の転換にすぎない。銀行預金だけでお金を寝かせておくのではなく、目的に応じて複数の手段に分散して育てていくというシンプルな考え方だ。

教育費と老後資金、優先順位はどう考える?

教育費は10年、15年という比較的近い将来に必要になる資金であり、老後資金は20年、30年先を見据えた長期の資金だ。時間軸が異なるからこそ、同じ資産運用の中でも「使う時期」に合わせて運用方法を分けて考えるとよい。近い将来使うお金は値動きの大きい商品を避け、遠い将来のお金は長期の値上がりを期待できる商品に回す、というイメージだ。

時間軸で色分けするメリット

「教育費だから安全に」「老後資金だから多少のリスクを取っても長期で育てる」という色分けをしておくと、相場が大きく動いたときにも慌てずに対応できる。近い将来使うお金まで値動きの大きい商品に回してしまうと、必要なタイミングで元本割れしているリスクがあるため注意したい。

子育て世帯のリアルなケースで考える

たとえば30代夫婦、子ども2人のケースを見てみよう。毎月の家計は決して余裕があるわけではないが、児童手当の一部と、ボーナスからの積立を組み合わせて、月2万円程度を資産運用に回している。教育費用の口座と老後資金用の口座を分けて管理することで、「今使うお金」と「将来のためのお金」が混ざらず、家計管理がしやすくなったという声も多い。

もう一つのケースは、共働きで時間の余裕が少ない家庭だ。忙しい毎日の中で頻繁に相場をチェックする時間はないため、つみたてNISAのような積立型の仕組みを中心に、長期でコツコツ育てる方針を選んでいる。

具体的な数値でシミュレーションしてみる

たとえば月2万円を年利3%で20年間積み立てた場合、単純計算でも積立元本480万円に対して、運用によって資産は600万円前後まで育つ可能性がある(相場によって変動するため確定した数値ではない)。教育費のピークとなる大学進学の時期と、老後資金が必要になる時期は数十年のずれがあるため、同じ「資産運用」という言葉でも、置くお金の色分けを変えるだけで受け取れるメリットが変わってくる。

また、50代で子育てがひと段落した家庭では、それまで教育費用に回していた積立額をそのまま老後資金づくりにスライドさせるケースも多い。「教育費が終わったら運用をやめる」のではなく、「教育費用の枠を老後資金用の枠に転用する」という発想を持っておくと、長期的な資産形成がスムーズになる。

資産運用の主な選択肢を比較する

  • 新NISA・つみたて投資――少額から始めやすく、長期の積立に向いている
  • iDeCo――老後資金に特化し、税制優遇が魅力
  • 投資信託――分散投資がしやすく初心者向け
  • 海外FX・CFDなど――値動きが早く、短期的な資産形成の選択肢の一つとして検討されることもある

失敗しないためのチェックリスト

  1. 使う時期が近いお金と遠いお金を分けて考えたか
  2. 毎月無理なく続けられる金額か
  3. 手数料やリスクをきちんと理解しているか
  4. 家計全体の中でのバランスを確認したか
  5. 家族と情報を共有し、いざというときに一人で抱え込まない体制を作ったか

よくある失敗と成功のポイント

失敗しやすいのは、教育費用の資金まで値動きの大きい商品に回してしまい、必要なタイミングで元本割れしてしまうケースだ。逆に、うまくいっている家庭に共通するのは、「使う時期ごとに置き場所を分ける」というシンプルなルールを守っている点だ。

選択肢の一つとしての海外FX・CFD

資産運用の選択肢を広げていくと、海外FXやCFD取引という言葉に出会うこともあるだろう。海外FXは相場環境によって損益の振れ幅が早く動く商品です。教育費や老後資金といった「使う時期が決まっているお金」を回すというよりも、余裕資金の一部で試してみるという位置づけで検討している人が多い。値動きが大きい分、生活費や教育費用の口座とは完全に切り離し、「なくなっても暮らしが揺らがない範囲」だけで扱うのが鉄則だ。始める前には、取扱商品の仕組みやリスクの大きさを自分自身できちんと理解しておくことも欠かせない。

教育費と老後資金をどう並行して積み立てていくか、具体的なシミュレーションが気になる人は、mirai-tsumikiの記事でも詳しく取り上げられていますの特集記事も参考にしてみてほしい。

よくある質問

Q. 資産運用はいくらから始められる?

A. 新NISAやつみたて投資であれば月1,000円程度からでも始められる。まずは少額から慣れていくのがおすすめだ。

Q. 教育費と老後資金、どちらを優先すべき?

A. どちらか一方ではなく、口座を分けて並行して積み立てていく方法が現実的だ。使う時期の近い教育費は安定重視、老後資金は長期の積立を意識するとよい。

Q. 教育費用の口座と老後資金用の口座は物理的に分けるべき?

A. 必ずしも別々の金融機関にする必要はないが、金額の管理単位として分けておくと、いざというときに混同せず取り崩しやすい。

Q. 資産運用の相談は誰にすればいい?

A. まずは口座を開設した証券会社のサポート窓口や公式FAQを確認し、それでも不安が残る場合はファイナンシャルプランナーなど専門家に相談するのも一つの方法だ。

なお、「資産運用 初心者 始め方」や「資産運用 初心者 始め方|「作って・積立・見ない」だけ」についても記事でまとめているので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。

まとめ

教育費と老後資金は、どちらも子育て世帯にとって切実なテーマだ。しかし「使う時期」で資金を分けて考えれば、無理なく両方に取り組むことができる。まずは家計に無理のない金額から、少しずつ資産運用を始めてみてはどうだろうか。

※投資は自己責任です。本記事は個人の経験と見解であり、投資助言ではありません。

田中 亜希子たなか あきこ
ファイナンシャル・プランナー
CFP®/1級FP技能士

金融機関での顧客資産相談を経て独立。投資教育を専門に、これから始める人の目線でやさしく解説します。

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